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【大分】郷土料理レシピ へこ焼き

 2017/06/12 グルメ この記事は約 3 分で読めます。

モチモチ食感と黒砂糖の風味がやみつきになる、抹茶が合いそうな懐かしい昭和の味。とってもシンプルで食べ応えのある簡単おやつ(おやつ)「へこ焼」は大分の郷土料理なんです。

「へこ焼」は日田地方の呼び名ですが、他の地方でも同じレシピが存在し、臼杵や豊後大野地方では「じり焼」、大分市周辺では「ひ焼」と呼ぶそうです。

ちなみに「へこ焼」の「へこ」とは方言で褌(ふんどし)のことで、くるくるっと巻いた形がそれに似ているからという説がありますが、定かではありません。

材料(3人分)

へこ焼の食材
薄力粉250g
水400cc
サラダ油大さじ一杯
黒砂糖200g
食塩0.5g

作り方

ボウルに入った薄力粉1.薄力粉250gに食塩0.5gを加え水400ccで溶き、ダマがなくなるまで、よく撹拌します。

薄力粉をフライパンに流し込む

2.中火でよく暖めたフライパン(今回、直径約30cm)にサラダ油大さじ一杯をなじませ①をゆっくり注ぎ込みます。

へこ焼の生地を焼く3.中火で表面に小さな泡がでてきたら(3分くらい)、フライパンに蓋を被せそのままさらに約2分焼きます。

生地が固くなってきた4.周囲がパリッと固くなったら、裏返します。

生地に黒糖を入れる裏返したら、黒砂糖200グラムを散りばめます。黒砂糖は食べやすいようにあらかじめ小さく砕いてもOKです。今回は黒砂糖の形が残るように、パッケージに入ったままの大きさで使用してみました。

黒糖をクレープのように巻く黒砂糖がとけ始めたら(2分くらい)、くるっと巻きます。
火を止めフライパンに蓋をして予熱で2分くらい温め、包丁でカット、盛りつけてできあがりです。

付け合わせに貝割れ大根が意外に合います。貝割れ大根の控えめなピリ辛さとシャキシャキ感が、モチモチ食感とコクのある黒砂糖の風味と甘さを引き立てて、さらに美味しくなりますよ。ぜひ、お試しください。

まとめ

食塩と黒砂糖の量はお好みで調節してみてください。今回の黒砂糖は、奄美大島産を使いましたが、やや固くて溶けにくいようでした。冷めると黒砂糖は固まりやすいので、温かいうちにお召し上がりください。

黒砂糖は、サトウキビの絞り汁を煮詰めてできた糖で作られた弱アルカリ性の食品で、ビタミンB1、B2、鉄、亜鉛、カルシウム、カリウムなどのビタミン・ミネラル類が豊富に含まれた健康指向の食材として注目されているようです。

また、産地でそれぞれ色や形、粒の大きさ、味・風味、固さ・溶けやすさがちがいますので、いろいろと試してみるのも楽しいと思います。もちろん、普通の白糖やザラメを使ってもOKです。

砂糖のかわりに蜂蜜や、ジャム、チーズを巻いても美味しいですよ。

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